午前中は特に目ぼしいアクトがいなかったため、
フジの名物の一つである世界最長のゴンドラ・ドラゴンドラ(命名ユーミン)に乗ってみることにしました。
虎子は前日まで「楽しみ」と言っていたのに、乗る間際になって「実は高所恐怖症」と言い出す始末。
脇汗グッショリ・スクリームしまくりの虎子を横目に、しばしの間絶景を楽しみました。
良い景色だな
虎子は下を向いたままです
まるで中国のどこかみたいじゃな
本当はただのダムなんじゃけどな
頂上に着くと、そこにはDAY DREAMING AND SILENT BREEZEというステージがあります。
せっかく来たので、ちょっとここで楽しんでいくことにしました。
動物の着ぐるみ軍団がウジャウジャ
神隠しにあった子達が集められているような所でした
色々見物していると、ギターを持ったパンダが現れました。
演奏をし始めたので、興味本位で観ていたのですが、これがまた楽しかった。
コールアンドレスポンスの妙で一体感を生み出し、いつの間にかパンダのペースに持っていかれてました。
ぶっちゃけ、今年のフジのベストアクトの一つです。
真心ブラザーズの桜井さんに激似の人がアコギを持ってほつき歩いていましたが、
まさか本人がこんなとこにいないだろう と思っていたところ、
後に本人であることが判明しました。
ギターパンダ登場
名はヤマカワ・ノリオという
着ぐるみを脱いだノリオさん
中身は往年のフォークシンガーを思わせるナイスミドルだった
さらに服を脱いだノリオさん
最終的にカルピス・プレスリーになったよ
ノリオさんの素晴らしいショウを堪能し、高原でソフトクリームを頬張り、
至福の時を満喫した後、虎子のスクリームをBGM代わりに下山しました。
14:10〜 ALL (WHITE STAGE)
下山後はチームと別れ、ALLを観に行きました。
ディセンデンツのボーカルだけが入れ替わった形態のベテランパンクス。
真昼間からぶっとい骨太パンクを聴かせてくれました。
カオティックな要素もあったりして、なかなか面白いライヴでした。
お願いじゃけん、もっとこういうバンド呼んでくれや。
15:50〜 ASIAN DUB FOUNDATION (GREEN STAGE)
そろそろ寝転がりタイムじゃのう、ゲンあんちゃん。
ということで、グリーンステージ後方で昼寝がてらに観ました。
が、始まってみればワシのマッタリモードはあっさりと吹き飛ばされました。
アッパーなミクスチュアサウンドが鳴り始めた瞬間に、もう大盛り上がり。
否応無しに踊り狂わされそうな音につられて、ステージの前に人がどんどん集まってきました。
しかしカッケーな。明日のクロージングでは絶対前に行って観ようと思いました。
プライマルスクリームの出番まで特に予定がなかったので、場内を散策することにしました。
今年から最奥地・オレンジコートのさらに奥にCABARET FIESTAというエリアが新設されました。
ショウタイムにはテキーラガールが出てくるとか出てこないとかで、とにかくエロスを求めて旅立ちました。
散々歩いて辿り着きましたが、行った時間が悪かったのか、エロスの欠片もありませんでした。ワシ涙目www
ボードウォーク
ミラーボール置き過ぎ
噂のCABARET FIESTA
エロイの居らんかったわ
19:20〜 PRIMAL SCREAM (GREEN STAGE)
プライマルのサポートギターを務めていたよしみでケヴィン飛び入りしちゃうんだろ?そうなんだろ?
淡い期待を胸にグリーンステージに駆けつけました。
もう何度もフジに出ているプライマル。明日も出るプライマル。マニは昨日DJで出たし、実質三連投のプライマル。
個人的にも過去にライヴを見た事あるし、なんというか食傷気味だったんですけど、
何だかんだで楽しい気分にさせてくれました。良いモンは良い、ね。
ベテランならではの安定感ある演奏は、流石の一言に尽きたし、何よりボビーがシャキンとしていました。
なんだかやけに健康的なプライマルに若干の違和感を覚えつつも、
多種多様な音楽性を誇るそのスタイルは、実はすんごくフェス向きなんだよなーと再確認。
しかしまー中々出てこないじゃないのよ。ケヴィン。フジならではのサプライズを皆期待してるんですよ!
と思ってたら、出てきやがったよ!!!
ラヴフォックスちゃん参上!!!
参考写真ですが、基本的にキャットスーツを好まれるようです
新譜でもゲストヴォーカルとして参加しているラヴフォックスちゃんが御乱入されました!
最終日に出演するCansei de Ser Sexy(セクシーでいることに疲れたの意)のヴォーカルです。
ケヴィンじゃねぇ!とガックリきましたが、ボビーとのコミカルな掛け合いで大いに楽しませて頂きました。
因みに彼女は日系ブラジル人で、本名はハナエちゃんと言います。クラクソンズのギタリストと結婚するらしいっすよ。
結局最後までケヴィンは現れませんでしたけどね、まぁ楽しかったから良しとしますかね。
このロケーションでボーンスリッピー聴けたらさぞ感動的なんだろうなぁ。と思いつつも、
リアルパンクスとしてはシンプルプランのショウに駆けつけてやるべきなんじゃないのか。
そんな葛藤に揺れていたましたが、アンダーワールドをチラ見して決心着きました。
ワシやっぱテクノを90分聴き続けるのはムリじゃ。ワシやっぱパンクじゃ。
22:20〜 SIMPLE PLAN (WHITE STAGE)
苗場の夜はかなり冷え込むので、戦の前の腹ごしらえも兼ねて、
ところ天国で天国ラーメンを食べ暖をとりました。
のんきにラーメン食ってたら、ホワイトから音が聞こえてきました。
急いでラーメンをかっ込み、ホワイトステージへダッシュ。
『横須賀のリアルパンクス推参!』とホワイトステージへ躍り出ると、
もうガラガラ\(^o^)/ PUNK IS DEAD\(^o^)/
まぁ仕方ないやね。ただでさえサマソニに出るべきバンドなのに、
メロディックパンクがあまり好まれないフジで、土曜のホワイトのトリに大抜擢。
バンドに一切罪がないだけに、これは可愛そうな仕打ち。
またしてもスマッシュのクソブッキング力を痛感させられました。
しかし、彼らは寂しい客入りにも挫けず、陽性のパンクチューンでガシガシ盛り上げていきます。
ほんと解り易いってのはパンクにとって最大の武器。
簡単なコールアンドレスポンスや煽りを入れて一体感を生み出し、場の空気を瞬く間に祝祭空間へと変えていきました。
仕舞いには「フジ、スゴーイ!!!」と言い出す始末。キャパ的には今の倍は入りますwwwサーセンwww
当の演者達は大層満足されておられたようでした。実際、こちらとしてもガチで楽しかった。
MCも面白いし、客イジリも上手い。即興の日本語曲も披露したりと、盛り上がりには事欠かないライヴでした。
シンプルプラン終演後は、場外に設営されてあるパレスオブワンダーに向かいました。
初日に見逃したロドリゴ・イ・ガブリエラが、25時からライヴをやるようなので、観に行こうかなと。
パレスオブワンダーはチケットが無くても入れる場所で、
ルーキーステージやカジノや変テコリンなオブジェやらがあります。
バーのカウンターではエロい異国美女がダンスなんかしちゃったりして、かなりキターー!!!なエリアです。
25:00〜 BUCHOU MEETS MANI (THE PALACE OF WONDER)
パレスに辿り着くと、そこはまだまだ遊んでやろうと企んでいる人達で溢れかえっていました。
敷地内には、フジで唯一の完全屋内ステージである、クリスタルパレステントという小さなステージがあります。
そこでロドリゴがライヴをやるわけなんですが、入口には長蛇の列が。どうやら入場規制中のようです。
ライヴ始まる前に入れるかな〜とヤキモキしていましたが、開始20分くらい前に何とか入れました。
テントの中
怪しいのう、怪しいのう
やっとこさ中に入れたのですが、入るとそこには一枚の張り紙が。
「25時から出演を予定していたロドリゴ・イ・ガブリエラは、機材トラブルの為出演キャンセルとなりました」
ちょ、おま、アコギのインストで機材トラブルて!この規模ならPA関係無いやん!生音で充分やん!それって素敵やん!
と、まぁワシらしいオチが待ち受けていたわけですよ。因みに、張り紙には「明日は予定通り出演します」だと。
流石に3連投はきついんですね、わかります。
そのまま中で代打の出演者のライヴを観ていましたが、全く趣味に合わずどうにも辛い。
チームの皆とはここで26時に集合する予定だったので、まだまだ時間余りまくり。
とりあえずバーでビールでも飲もうかと思い、テントから出ることにしました。
で、テント出たら立ってた。赤と白の縞柄シャツを着た原人が立ってた。
数時間前に見た面だなと思ったら、マニ(PRIMAL SCREAM)でした。
あっけに取られているうちにマニは人ゴミの中へと消えていってしまいました。
あーどっかいっちゃった…。とがっくりきながらビールをグビグビ。
それからまたパレスの中を色々見物しながらブラブラしてました。
数十分後くらいに虎子と合流。
「さっきプライマルのベースがいてさー。」なんて言いつつ、
「とりあえず飲もうよ」と、またバーに行きました。
で、バー行ったら隅っこで喋ってた。赤と白の縞柄シャツを着た原人が隅っこで金髪美女と喋ってた。
数十分前に見た面だなと思ったら、マニ(PRIMAL SCREAM)でした。
これはチャンス!と思い、我ら二人は徐々にマニとの距離を詰めていきました。
ジワジワ近付き、遂にマニの50センチ横にまで辿り着きました。
ただこっからどうしたもんかと、一応オフタイムだし、なんか楽しそうにしてるし、声掛け辛いなーみたいな。
二人でマニの横で地蔵になってると、一人のニーチャンがスタスタと近付いてきて、サクっとマニと記念撮影。
あ、マニこういうの全然オッケーなんや!快く応じるマニの姿を見て、特攻決めました。
「写真良いですか?」と尋ねると、満面の笑みで「ヤー!オッケーイ!」とマニ。
ガッチリ握手と熱烈なハグでワシを迎えてくれました。
虎子とマニの写真を撮るとき、何度か撮り直しを頼んだんですが、
これも快く応じてくれました。マニ、マジで良いやつだった。
なんかもうこれだけで今年の元は取れた気がする。
ワシとマニ師匠
元ストーン・ローゼズの伝説的人物とハグしちゃったよ
マニが去ってから合流したパーコに軽く自慢しつつ、足取りも軽く宿に戻りました。
そしてマニと触れ合った喜びを噛み締めながら、この日も全裸で風呂に並んだのでした。